なかの歯科クリニック

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小児床矯正

上大岡なかの歯科クリニックでは、院長が日本歯科大学大学院(小児歯科学専攻:東京歯学部)にて小児歯科・小児矯正の治療について学び、大学病院での歯科治療経験を活かし、お子様の歯科治療を行っております。床矯正は、乳歯列〜混合歯列期のお子様が対象で、歯の萌出スペース不足で歯並びの乱れが予想されるお子様が適応になります。拡大ネジを使用して顎を広げることで主に前歯部のスペースが確保できるため、抜歯をしないように事前に調整することで、永久歯に生え変わってもきれいな歯並びに導きやすくなります。骨が柔らかく、まだ骨の成長が期待できる子どもの時からに行うことで効果がでる治療法で、7歳くらいまでの比較的早い時期から、行いたい矯正治療です。
中央のネジをまわして歯列を広げてスペース拡大。

小児床矯正のポイント

歯の萌出スペース不足を解消

顎に永久歯の生える場所が不足していると、乳歯が抜けた後に生え変わってくる永久歯が本来の位置に生えてくることができません。スペースが足りなければ歯を抜いてスペースを作らなければいけません。

床拡大矯正装置を用いると、歯の生える土台となる歯茎(の歯槽骨)を広げることで、歯の生える場所が増加して、永久歯がまっすぐ生えて歯の並びが良くなるようになります。足りないスペースを新たに作りだすことが目的となります。

子どもの頃に顎を拡げてスペース不足を解消しておけば、大人になってから治療せずにすむ可能性が高まるのです。

取り外し式装置で、少しずつ顎を広げる

専用のマウスピースを上顎や下顎、もしくは上下顎に装着して顎を広げていきます。取り外しが可能で、毎日14時間以上の装着にて治療しますが、より長時間装着したほうが効果的です。

一見、硬くてびくともしないように見える骨ですが、装置に内蔵されている拡大ネジを毎日少しずつまわして軽度の負荷をかけ続けることで、徐々に歯が植立している骨が大きくなっていき、歯の萌出スペースがその分増加します。

治療は、おおよそ月に1回のチェック、調整を行っています。永久歯が生え揃うまでの期間、装着するのが一般的です。

治療期間は歯列の状態、治療開始年齢によって決まります。

装置をつける期間には個人差があり、叢生と言って、スペース不足による軽度の歯列の乱れの場合はネジをまわす拡大は1年前後で終わることもありますが、出っ歯や噛み合わせが悪いなど、すでに歯並びに大きな問題を抱えているケースでは少し長くかかることが多く、3年〜5年程度かかる人もいます(さらに、後戻り防止のために装置を装着する期間が必要になります)。また、取り外し式装置を主にご家庭にて運用していただく治療といった性格上、ネジをまわし忘れた、装置を入れ忘れた、装置をなくした等のことが起こると治療期間が大幅に伸びたり、治療継続が困難になる可能性があります。お子様任せにせず、親子でともに治療に取り組んでいただくといった姿勢が大切になります。

床矯正の装置は永久歯が生え揃うまでの間つけ続けることになります。症状や状況はお子様ごとに異なりますが、遅くとも7歳ころまでには治療を開始し、小学校3年生あたりには終わるように治療を開始するのが理想です。ご興味があれば早めに一度、当院に相談していただくこをお薦めします。

早めに治療を開始するのがおすすめ

犬歯が生えてくる9歳ころまでに治療を終えることが成功の秘訣になります。永久歯の生え変わりは、まず乳歯の後方に6歳臼歯と呼ばれる永久歯が生え、次いで前から1番目、2番目、4番目、3番目(犬歯)5番目と乳歯が抜けて永久歯と生え変わるパターンが多くみられます。生え変わり順の関係から、スペース不足があると犬歯の歯列不正が起こりやすくなります(いわゆる八重歯)。このことから、犬歯が生える9歳ころまでに拡大によるスペース作りを終えておくことが大切になります。

乳歯が抜け始める時期から床矯正の装置を作ると、歯をあまり動かさなくてすみ、永久歯を動かすよりも時間がかからず、比較的早く治療を終わらせることが可能です。

床矯正の装置は子どもが簡単に付け外しができてしまいます。自我が確立してくる9歳ころを超えると、お子様が自分の判断で装置を外してしまい、せっかく作った矯正装置の運用が難しくなる恐れもあります。

さらに、受験の準備に入り装置を邪魔に感じてしまうなど、成長するにつれて矯正が難しくなることもあります。そのため、床矯正を検討しているなら、早い段階で行うのがおすすめです。

お子さんの歯並びが気になるようなら、早めに一度、当院で相談だけでもしておくことをお薦めします。治療を始めるのに適したタイミングも知ることができ、治療費も含めた治療計画が立てやすくなるのもメリットです。

治療費について

毎回の処置料は(矯正治療のみの場合)頂いておらず、下記の治療費のみなりますので、治療費の総額が把握しやすいシステムになっています。

・診査、診断、装置作製・・・200,000円片顎いずれか、また上下顎の場合も同額)

・2個め以降の床矯正装置・・・1装置100,000円

・破損などによる修理・・・1装置30,000円

詳細は、矯正治療相談時にご確認ください。








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