横浜・上大岡の通院しやすい歯科クリニックです。親切・丁寧・安全を心掛けて、積極的に新しい治療にも取り組んでいます。
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小児歯科


上大岡なかの歯科クリニックでは、院長が日本歯科大学東京歯学の大学院小児歯科学にて小児歯科・小児矯正の治療について学び、大学病院での歯科治療の経験を活かし、お子様の歯科治療を行っております。不安をお持ちで、なかなか治療に入れないお子様にも、診療室のモニターに映し出されるアニメなどを見ることで気持ちが紛れて治療しやすくなるようにしたり、無理強いせずに一つ一つの器具で練習しながら徐々に治療に入れるように導いていくよう努めています。上手に治療できたお子様には、消しゴムやおもちゃのプレゼントを行っています。

むし歯の予防

むし歯が発症するのは虫歯の4大原因である、プラーク(歯垢)・糖質・歯の質・時間の条件が重なったときです。歯にプラーク(虫歯菌)が付き、甘いものを食べることなどで糖質がそろっても、この状態が続く(時間)ことがなければ虫歯は進行しません。むし歯の予防には原因をつくらないこと(リスクコントロール)が大切になります。

■飲食回数を少なくする
飲食をするたびに歯垢は酸性に傾きます。また、身近な酸性の飲食物や胃液によって溶かされる酸蝕症にもつながります。
■甘いものを摂り過ぎない
砂糖を使わず、キシリトール等の甘味料を使用したものを食べるようにしましょう。また、量より回数(時間のコントロール)を減らすことが重要です。
■よく噛んで食べる
一口30回以上、意識的に噛む訓練を続けましょう。唾液分泌を促進し、唾液分泌量を上げることで緩衝能の低下を補うことができます。よく噛んだときにでる唾液は酸を中性にする力が普段の何十倍も強いといわれています。また、よく噛むことで、酸性化を招く食べ残しが口に残りにくくなります。(食べかすの大半は舌の上に残ります。)
■食後30分後を目安に正しいブラッシングをする。
むし歯や歯周病の予防でもっとも重要なのが食後のブラッシングです。食事の直後は、食べ物の酸によって歯質が弱っている可能性がありますので、食後30分後くらいを目安にブラッシングすることをお勧めしています。正しいブラッシングを継続して行うことで、原因除去により虫歯、歯周病の予防につながります。
■フッ素で歯の質を強くする。
フッ素は歯の傷や不完全なところに作用し、酸に溶けにくいフルオロアパタイトという物質をつくり歯を強化します。また細菌が作り出す酵素の働きを抑制し酸の分泌を減少させます。
■シーラント(保険適用)、ICON(保険外)などの処置を行う。
虫歯になりやすい奥歯の溝に樹脂(フッ素の放出による予防効果もあります)のコーティングを行ったり、早期の虫歯を再石灰化できる技術であるICONを行うことで虫歯予防が可能です。
■定期健診を受ける
定期的メンテナンスで、普段ご自身で取り切れない歯垢、歯石を除去し、また、早期発見することで虫歯の予防につながります。

お子様の虫歯予防にも効果的なPMTC

PMTCとは

歯科医師や歯科衛生士が、専用の器具を使って行う歯のクリーニングです。ご自身でのブラッシングでは取り切れないみがき残し、例えば歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、歯の細かい溝などに蓄積された汚れ、硬くなりブラシで簡単に取れなくなった汚れ(歯石など)をしっかり除去します。お茶などに由来する軽度な着色を落とすことも期待できます。歯の着色が気になる方にもおすすめです。同時にフッ化物塗布も行えばさらに予防効果が高まります。

虫歯、歯肉炎予防に大きな効果があるPMTC

予防歯科先進国スウェーデンで行われた研究結果によると、定期的にPMTCを受けたグループが20年間で虫歯になった本数は、PMTCを受けなかったグループの約70分の1だったそうです。徹底的に歯をきれいにするPMTCには、虫歯予防に効果があることが実証されています。

キシリトール

キシリトールは、樺や樫などの樹脂からとれるキシラン・ヘミセルロースから作られる天然の甘味料です。
砂糖などの甘味料とは違い、キシリトールは口の中の細菌の栄養源にならず酸をつくりません。
またキシリトールにはごく初期のむし歯を元に戻す効果があることも確認されています。
キシリトール入りのガムやトローチ、歯磨きなども市販されています。

シーラント法

シーラント法は、生えて間もない歯の溝を樹脂で塞ぐむし歯予防法で、奥歯の永久歯の虫歯予防に効果的です。
フッ素入りの樹脂を使用することでさらに予防効果が期待できます。

食後の緑茶の効用

お茶に含まれるカテキン、フッ素、フラボノールはむし歯や歯周病、口臭に効果があると言われています。
また食後のお茶は口の中に残っている食べものを洗い流す効果も期待できます。

■カテキン【むし歯、口臭予防】
むし歯の原因になる口腔内細菌の増殖を抑制します。
■フッ素【むし歯予防】
フッ素は歯の傷や不完全なところに作用し、歯を強化します。
■フラボノール【口臭予防】
毛細血管を強化し歯茎からの出血を防ぎます。



小児のブラッシング方法

1.歯ブラシの持ち方
歯ブラシの持ち方に決まりはありませんが、えんぴつを持つように磨くと毛先の余分な圧力がかかりません。
※難しい場合は楽に磨ける持ち方を探しましょう。
2.歯周病に効果的なブラッシング方法
・バス法
歯ブラシの毛先を根の方向に45°に向けて前後に小刻みに動かします。
このことにより、歯と歯肉の境目の清掃や歯肉の改善に効果があるといわれています。

・ローリング法
歯ブラシを歯茎にあげ、上の歯は上から下へ、下の歯は舌から上へ向かって歯ブラシを回転させるようにして磨きます。
歯茎のマッサージと歯の表面の汚れや歯垢を取ることができます。
3.歯ブラシの選び方のポイント
・大きさ
大きい歯ブラシでは口の中で動きがとれません。
特にお子様では、奥歯の奥まで届くような、小さめのヘッドで毛先が短めの歯ブラシを選びます。使う人の上の前歯2本分くらいが良いでしょう。
・硬さ
普通がおすすめです。歯肉にブラシが当たって痛みがあり、ブラシを行うことが困難な場合は、柔らか目のブラシをご使用下さい。